前回の投稿では「物を作っている会社」について解説しましたが、
今回は「物を売っている」会社について解説します。
物を売っている会社は数多く存在していますが、例えば家電量販店で考えてみましょう。
昨今は量販店に行かなくてもオンラインで安く購入する事が可能です。
私も実際に大型家電以外はオンラインで購入してしまいます。
では町中にある家電量販店のニーズはなんでしょうか?
ちなみに基礎知識として、家電量販店の利益率はどれくらいでしょうか?
商品にもよると思いますが一般的に5-10%です。
10万円の商品を販売しても5,000円の利益です。
もちろんこの他にメーカーからのリベートがあると思いますが、かなり薄利多売な商売だと言えます。
利益率5-10%という事は、数多く販売しないと利益につながりません。
売上 - 原価 = 利益 です。
より多く売上を上げ、より安く仕入れる事が重要です。
その為に仕入れは一括大量仕入れを行います。その方が安く仕入れる事が可能ですよね。
ただ、大量に仕入れても売れなければ、不良在庫となり最終的期には値引きをして売らなければ
ならないので、仕入れすぎると逆ザヤになる可能性があります。
ですので、適正な数量をなるべく多く仕入れ、短期に販売する事です(在庫回転率を下げる)
たくさん売るためには店舗にお客様に来店していただかなくてはなりません。
そして、来店したお客様に購入していただく必要があります。
価格の高い製品ほど利益金額が大きいですから、大型の家電には必ず説明員が待機しているのは、納得できますよね。
一方PCのケーブル・マウス等の単価が安いコーナーには説明員はいないですよね。
ここまでの解説をまとめると「物を売っている会社」のニーズは
1. たくさん売る・高い物を売る
2. 安く仕入れる
3. 在庫回転率を下げる
の3点に集約できます。
お客様にアプローチする際にはこの3点を軸に考えると良いセールストークになると思います
次回は無形のサービスについて解説します。
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