インサイドセールスという言葉よりもテレマーケティング(テレマ)という言葉を耳にした事がある方は多いと思います。しかし最近ではテレマという言葉はあまり耳にすることが無くなりました。それは何故でしょうか?テレマーケティングとインサイドセールスの違いについて解説していきます。
| コール担当 | コールリスト | コール先 | 主な業務 |
テレマーケティング | 外部ベンダー | 企業名 | 代表電話 | 担当者探し アポイント取得 アンケート |
インサイドセールス | 自社スタッフ | 自社見込み顧客リスト | 見込み顧客の個人番号 | 案件創出 |
テレマーケティングは自社で行うものではなく、外部ベンダーに依頼するケースが一般的です。特に担当者探しはコールドコールになりますので製品知識はそれほど必要ありません。
一方インサイドセールスは製品の案件創出を目的としているので、製品の知識が必須です。
外部ベンダーに自社製品を理解してもらう事は難しいため、どのような業務を行うのか?で棲み分けした方が良いでしょう。
ではなぜテレマーケティングからインサイドセールスにシフトして来ているのか?というとオンラインマーケティングの進化が影響しています。
従来は展示会で獲得した名刺、自社セミナーに参加した型。などリアルで獲得した個人情報が見込み顧客でしたが、現在はオンラインで様々な見込み顧客を獲得する事が可能になりました。またMarketing Automation ツールの登場により、顧客の興味関心度を育成・興味度合がわかるようになり、適切なタイミングで顧客へコンタクトする事が可能になりました。
一方でテレマーケティング時代は1日当たりのコール数は100件があたり前でしたが、インサイドセールスになると1日当たりのコール数は50件前後になってきます。
テレマ世代の人からは「なんで1日100件以上電話できないのか?」 どんどんコールするのが普通じゃないのか?なんて言葉を聞くことがあるかと思います。
100件電話できない理由は事前にお客様を調べた上でコールする必要があるからです。もちろん業務を効率化し数多くのコールをする必要がありますが、100件以上のターゲットを設定すると「とりあえず電話」になりお客様を調べずに電話することになってしまいます。
もちろん数多くのお客様と会話をする事は重要ですが、お話ししたお客様の時間を”無意味な時間”にしない為にも、しっかりお客様を調べた上でコールする事が現代のインサイドセールスには必要です。
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