前回はエンドユーザー向けのインサイドセールスがどのようにパートナーと協業したら良いのか?について解説しましたが、今回はパートナーを担当するインサイドセールスの役割について解説します。
日本のパートナー商流は主に3つ存在しています。
ディストリビューターモデル
SIモデル
コンサルティングモデル
ハードウェア系は主にディストリビューターモデルがメインとなり、SB C&Sやダイワボウ情報システム、マクニカが有名なディストリビューターです。
SIはCTC・富士通・IBM・NECなど数多くの企業が存在しています。
コンサルティングに関してはアクセンチュア・デロイトなどが有名です。
各企業にはパートナー営業が存在しており主にこの3つの会社をフロントで担当していると思います。
一方でディストリビューター配下の2次店はパートナー営業担当がアサインされておらず、ディストリビューターが2次店のサポート・支援を行うケースが多いと思います。
しかしディストリビューターも数多くの製品・サービスを取り扱っているので、自社と同じレベルの製品・サービスの知識を習得する事は難しいので、2次店向けの支援はインサイドチャネルアカウントマネージャーが対応する事が望ましい。
ディストリビューター担当のチャネル営業は戦略・営業見込みなどのディスリビューターの主管部門・役員レベルにフォーカスし、Q&Aや個別の商談に関する相談はインサイドチャネルアカウントマネージャーが対応します。(図1)
この体制により2次店に対しても直接支援ができる形になります。
また新規の2次店開拓に関しても企業としては重要なミッションになりますが、ディストリビューターに任せるだけではなく、インサイドチャネルアカウントマネージャーが新規の2次店開拓も担当します。(図2)
2次店としてパートナープログラムへの参加が決まった場合は、ディストリビューターとつなぐ所まで担当すると良いでしょう。
SI & コンサルティングに関してインサイドチャネルアカウントマネージャーはディストリビューター同様Q&Aなど、パートナーSEの支援を受けながらバックエンドで対応するのが良いでしょう。
パートナー営業は外出&ミーティングしていることが多く、なかなかタイムリーにパートナーに回答する事ができないので、インサイドチャネルアカウントマネージャーがクイックレスポンスで対応する事によりパートナー&エンドユーザーの満足度向上にもつながります。
これからパートナービジネスを立ち上げよう!と考えているSaaSアプリケーション企業は是非参考にしてみてください。
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