インサイドセールスの商談化率を上げる方法(インサイドセールス スピード 編)
- 阿部 真也 / Shinya Abe
- 2023年2月28日
- 読了時間: 3分

前回・前々回では量・質の改善について解説しました。
今回は最後の重要項目であるスピードについて解説します。
スピードで重要な事は
リードが入ってからインサイドセールスにアサインするまでの時間
インサイドセールスにリードがアサインされてからお客様へコンタクトする時間
この2つが重要です。それぞれについて解説します。
1. リードが入ってからインサイドセールスにアサインするまでの時間
はじめに覚えておかなければならないことは 「仕事の予定は1時間単位で変わってくる」 という点です。お客様がHPからお問合せを頂いてから1時間経過すると、すでに次の予定が始まっている可能性があります。
という事は、遅くても1時間以内。理想は30分以内にリードが入ってきてからお客様にコンタクトする事が必要です。
マーケティング部門はリードを作るために各種の広告宣伝活動を行っていますが、リードをアサインするまでの時間にFocus しているのか?というと少々疑問が残ります。
HPのお問合せ欄に「2日以内に回答します。」と記載されている会社を見ると、リードが無駄になってるだろうな~と思います。
CRM/SFAを使いリードのアサインを行っている会社は多いと思いますが、リードアサインのルーティングがどうなっているのか?今一度確認して下さい。
リードが入ってきてから5分以内にインサイドセールスにアサインされるのが理想です。
またインサイドセールスにリードがアサインされた!という通知がしっかり届く事も重要です。
例えば外部比較サイト(ITトレンド、BOXILなど)から資料のダウンロードがあった場合は同業他社にも同じリードがアサインされています。
そこから一斉にインサイドセールス等にリードがアサインされ、コールが開始されます。
このコールが翌日になった場合は、すでにお客様は10社以上からコールを受けており、すでに他社での商談が開始、ミーティングのスケジュールなどが行われているため、「もういいです。。。」という回答になるケースが多くなります。
マーケティング部門は1分1秒でも早くリードをインサイドセールスにアサインする事を注力下さい。
2. インサイドセールスにリードがアサインされてからお客様へコンタクトする時間
インサイドセールスはリードがアサインされてからお客様へコールするまでの時間を30分以内に行ってください。もちろんお客様と会話している時にリードがアサインされるケースもありますし、ミーティング中。ということもあると思いますが、目安は30分です。
30分以内にコールしますが、もちろん事前にお客様を調べ、お客様にニーズを想像した上でコールしてください。
調べる事は3点
CRM/SFAから過去のコール履歴
マーケティングオートメーションがある場合は、HP & メールの閲覧履歴
お客様の会社では何をやっているのか?
です。
(1), (2) は内容を確認すればOKです。
(3) に関してはお客様のHPを確認し、どのような業務を行っており、どのようなニーズがありそうか?、どのような事例がマッチするのか?を事前に想像する事が重要です。
HPをどのように見て、何を想像するのか?は次回解説しますが、この流れを覚えておいてください。
(1)~(3) までで約10~15分ほど時間がかかると思いますが、業務に慣れてくれば10分ほどで、コールできる準備が整います。
注意事項としてはリードがアサインされてから、何も事前準備をせずにコールしないことです。
かならず過去の履歴・お客様の会社情報・お客様のニーズの想像
をした上で30分以内にコールして下さい。
上記ができるようになると、リード to コンタクト & コンタクト to SQL の確率が改善します。
次回はコールまでの準備について解説します。
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